２００８年スクラッチ選手権、最終日の優勝決定戦は１２月１４日、朝から冷たい雨の降りしきる悪天候の中で決行されました。谷口智治選手・蜂谷幸士選手・江坂俊生選手の３強が予選を勝ち上がり、拮抗するスコアで決勝戦を迎えました。
　現在、若手NO.1の蜂谷幸士選手が２打差で帝王・谷口選手に猛進しましたが、惜しくも一歩及びませんでした。対する江坂選手は、２戦目までは谷口選手に１打差で好調の波に乗っていましたが、悪天候に災いされたのか、残念にも３位となりました。
　谷口選手は、右手の腱鞘炎に耐えながら、今年は３大タイトルを逃がしていただけに、最後に懸けたスクラッチ選手権V５の夢を冷たい横殴りの雨と闘いながら達成し、見事、栄冠の座に輝きました。まさに優勝への執念で勝利をものにした帝王のパワーには敬意を評します。
悪天候の中、最後まで闘い抜いた選手の皆様にも心より惜しみない称賛の拍手をお贈り致します！